投稿数が増えたら、再生数の低いYouTube動画は印象が悪いから消す?
YouTubeチャンネルを開設して、数か月や数年経つと、動画も数多く配信されていきます。しかし、自身の動画の再生数が安定しないというケースがあります。今回は、投稿数が増えたら、再生数の低いYouTube動画は印象が悪いから消す?についてお伝えします。
再生数の伸びない動画は成長の妨げになる?
YouTubeで動画を投稿し始め、20本や40本などと増えていくと、再生数の伸びた作品と人気のない作品が如実に現れる様になってきます。
数万回の再生を超える作品の中に、100回程度の作品があると見栄えとしてはあまり良くないのではと考える投稿者もいるかと思います。
そうなると、数万や数十万の動画リスト内に数百回程度など回っていない動画があるとブランディング上、削除を考えてしまうのも分からなくもありません。
もちろん、初めてチャンネルへ訪れた視聴者にとっても、伸びの悪い動画をわざわざクリックすることはないでしょうから削除し、他の動画が伸びる様にするのも一つの手段と考えることはできますが、あまりオススメはできません。
なぜ再生数が低い動画が生まれるのか?
再生回数の低い動画が生まれる原因のひとつに、インプレッションクリック率の低さが挙げられます。サムネイルやタイトルが視聴者の興味を引けていない可能性があるため、定期的に見直し、改善しましょう。特にサムネイルは視聴者が動画を判断する重要な要素ですので、伸びない動画がある場合は、もっと興味を惹くサムネイルに差し替えてみましょう。
そして、YouTubeでは、関連動画や検索結果で上位に表示されるためのSEOやアルゴリズムの知識も不可欠となってきますので、タイトルや説明文、タグに効果的なキーワードを含めて作成していくことも重要です。
また、視聴者維持率やインプレッションクリック率の高い動画があるのであれば、再生回数の少ない動画もいずれ再生数が伸びていく将来性もあるため、気軽に削除してしまうのも勿体ないのです。過去動画もトレンドなどに乗ることで再生数が急激に伸びることもあるため、削除せずに見守るのも賢明な判断なのです。
仮に、削除に迷う場合には、非公開にして様子を見ましょう。
非公開にすることで視聴者から見えなくなりますが、必要に応じて再公開も可能ですので、再編集などを行って、より視聴者が興味を持ってもらえるようにして再公開するのも良いでしょう。
動画の伸びは公開タイミングや時間帯が重要
また、動画の再生数が伸びなかった要因には、動画を公開するタイミングが悪かった可能性もあります。
例えば、競合チャンネルが動画をアップするタイミングと被っていて、より分かりやすいや面白い動画であれば、自身の動画が伸びる可能性が低くなります。一方で、時間帯がズレていたことによって、視聴者が見てくれる可能性も高くなるので、動画の公開時間を考えるのも非常に大切なのです。
18時~20時の時間帯は、視聴者が多い反面、人気クリエイターなど多くの動画が投稿するため、競争が激しい「激戦区」となります。特に新規チャンネルや認知度の低いチャンネルは、あえて投稿時間をずらす戦略も効果的です。
また、視聴者のニーズを把握するためにも、競合チャンネルに対する調査が必要となりますし、競合を分析することによって、どんなコンテンツが人気を集めているのか、どんな要素が成功に結びついているのかを調べて反映させていくのも重要なのです。
そして、視聴者にとって動画の投稿時間が定期的に決まっていると視聴習慣の形成に繋がります。視聴者は、その時間に新しい動画が投稿されることに期待をし、チャンネルへの期待感が高まります。結果として、視聴回数の増加やチャンネル登録者の増加にも繋がるので、視聴者のニーズをしっかりと把握していき、動画投稿に反映させていきましょう。
動画削除は最終手段!
再生数が伸びなかった動画を削除することもできますが、動画を削除するかどうか迷った場合は、「非公開」という選択肢もあります。
仮に、YouTubeのガイドラインに違反するような過激な内容の動画であったり、アンチによってコメント欄が荒れていて炎上のリスクがある動画は、非公開でもチャンネル評価が下がる可能性があるため、動画削除が最善策となることもありますので、そういった場合には、動画を削除すると良いでしょう。
一方で、再生数が回らない動画でも、視聴者とのエンゲージメント(コメント、いいね、シェア)が高い場合や、特定の視聴者層に強く支持されていたら、他の動画の再生数向上に役立っているケースもあります。
単純に再生回数だけを見てその動画を削除するのではなく、総合的な影響を考慮して対処することが大切です。
まとめ
特定の動画で再生回数が回らない場合は、気軽に動画を削除して見栄えを良くすると考えるよりも、サムネイルやタイトル、SEOに視聴者維持率などを改善することで、再生数を増やすチャンスがあると考えましょう。削除は最終手段とし、まずは修正を加えて動画の成長を目指してみましょう。