YouTubeの収益化済みアカウントをさらに成長させるための方法
YouTubeの配信者にとって、収益化したアカウントとなると、第一目標を達成できた喜びもひとしおですが、更なる成長を遂げていかなければ、配信で満足した収益を上げるのも難しくもあります。今回は、YouTubeの収益化済みアカウントをさらに成長させるための方法について紹介します。
YouTubeの収益を得られる仕組み
YouTubeで収入を得られる仕組みは、主に次の3種類が収益源となります。
1．広告収入
動画再生時に表示される広告や、広告がクリックされた際に発生する収益です。再生時間や広告の表示回数により、1再生あたりの収益は異なり、一般的に1再生0.05～0.7円とされています。
2．スーパーチャット
YouTubeライブ配信中に視聴者から送られる「投げ銭」。視聴者が支払った額の70%がYouTuberに支払われます。
3．YouTubeチャンネルメンバーシップ:
視聴者が月額490円で特定のチャンネルを支援するサービス。これも収益の70%がチャンネル主に支払われます。
これらの仕組みによって、YouTubeで収益を得られています。また、企業から案件を得て企業PRする動画を配信するなどして、YouTube以外での収入を得る手段もあります。
配信者の収入
YouTube収益化の条件は4,000時間の再生と1,000人のチャンネル登録者となっています。まず、この条件をクリアすることが目標とされますが、この条件をクリアしたからと言って、満足な収入が得られる状況になるケースは少ないです。
1,000人規模のチャンネルの収益は、約1万円～5万円程度とされていますので、アルバイトで簡単に稼げる金額でもありますし、社会人が脱サラして配信者になったとして、この収益では生活すること自体が困難となります。
登録者数が5万～10万人に増えると、広告収入だけで生活が安定する可能性が高くなります。そのため、収益化を達成した次の目標は、この範囲まで登録者数を増やすことが重要です。
また、再生回数も毎月100万回以上の再生回数がなければ、安定した収益に繋がらないと考えられていますので、アクティブユーザーも地道に増やしていかなければなりません。
YouTubeの広告収入を増やすには
YouTubeの広告収入を増やすためには、「再生回数を増やす」か「1再生あたりの単価を上げる」かの二つがポイントです。ここでは再生単価を上げる方法について解説します。
視聴者の属性
広告主は視聴者に商品を購入してもらいたいため、購買力が高い層や購買意欲の高い視聴者を対象にした動画には、再生単価を高くする傾向にあります。
動画の長さと視聴維持率
8分以上の動画では、ミッドロール広告を挿入できるため、より多くの広告を表示できます。これにより再生単価が上がりやすくなります。
投稿時期
年末や季節の変わり目など、広告宣伝費が増える時期には再生単価も上がります。
外部環境
景気や企業の広告予算も単価に影響します。景気が良ければ、企業の宣伝費も増え、収益が上がる可能性が高まります。
これらの要素を活用することで、YouTubeの広告収入を最大化することができます。
ファンができれば、また変わる？
YouTubeでは広告収入以外にも、スーパーチャットやメンバーシップを活用して収益を増やすことが可能です。
スーパーチャットは、YouTubeライブ配信中に視聴者が「投げ銭」をする機能で、視聴者は自分のメッセージを応援であったり、目立たせるためにお金を払います。配信者は、その金額の約70%を受け取ることができ、特にライブ視聴者が多い場合は大きな収益源になります。ライブ配信を頻繁に行うことで、ファンとのリアルタイムな交流を深められ、スーパーチャットによる収益も安定しやすくなります。
メンバーシップは、視聴者が月額490円以上を支払い、特定のYouTubeチャンネルを支援する仕組みです。加入者は限定の動画を視聴できるなどの特典が得られるため、熱心なファンに向けた有料サービスとしても有効です。配信者は、登録した視聴者の支払う金額の70%を受け取ることができ、安定した収入を見込むことが可能です。スーパーチャットよりも、長期的な支援にも期待ができますので、メンバーシップを導入するのも、収益を伸ばす上では重要なサービスとなります。
これらの収益手段は、広告収入に依存せず、視聴者との強い繋がりを活かして収入を多角化するために非常に効果的ですので、取り入れてみるのも良いでしょう。
まとめ
YouTubeで収益化を果たし、収入が得られる様になって安堵する方は多いかもしれませんが、生活基盤を整える程の収入を得るためには、さらにチャンネルを成長させていく必要性があります。
最低限生活ができる規模は、毎月100万回以上の再生回数であったり、登録者数5万人から10万人規模が不可欠となってきます。また、それ以外にもスーパーチャットやメンバーシップを活用して収益を増やすことで、配信者としてやっていける可能性が高まります。
そして、視聴者が増えることで、企業案件などYouTube以外の収益源も得られるようになります。これにより、チャンネルの収入をさらに成長させることが可能ですので、収益化を達成した後も、引き続き努力を続け、チャンネルを拡大していくことが重要です。
